ヨーロッパ含む全世界で利用可能なSIMカード「airBalticCard」が便利すぎる!

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これまで海外に行く際に使用していたSIMカードは、長くても30日間有効なもので、それ以降は再利用することができない「ただのSIMカード」になってしまうものでした。今回フランスに行く機会があったので、Amazonで「airBalticCard」というSIMカードを見つけたので、こちらSIMカードの検証結果をお届けします。

 

airBalticCardの特徴

①アクティベーションしてから700日間有効

多くのプリペイドSIMカードは、アクティベーションしてから数日〜数十日間で有効期限が切れて、それ以降は再利用することができません。現地の通信業者と契約して、電話番号が付与されるSIMカードの場合はSIMカードにチャージすることで、有効期限が延長される場合もあります。airBalticCardも後者と同じタイプで、最後の利用日(SMS送信または電話の発信)から700日間SIMが有効になります。

1年に1〜2回海外に行く人の場合、30日間有効なプリペイドSIMを購入しても、次回行く時には有効期限が切れて使用できません。例えば、3GB30日間有効なSIMカードを購入して1GBしか使用しなかった場合、残りの2GBは無駄になってしまいます。

airBalticCardにも同様のプランがありますが、たった1ユーロのアクティベーション料金で365日間使用できる従量課金制のデータプランが存在します。(1ユーロで365日使い放題という意味ではありません。詳細は後述します。)また、アクティベーションから700日間は同じ電話番号が保持されるので、現地の仕事仲間や友人に教えておけば、次回訪問時も同じ番号を利用できるというわけです。

プリペイドSIMの場合、思っていたよりデータ量を消費してしまった際には新たなSIMカードを現地調達をする必要があるかもしれません。しかし、airBalticCardの場合にはインターネット経由でチャージできるため、そのリスクと手間を考慮する必要がなくなるのです。

②多種多様なデータプラン

airBalticCardはエストニアの会社が発行しているSIMカードです。とりわけエストニア、リトアニア、ラトビアのバルト3国と北欧4カ国で使用できるデータプランが格安となっており、1GB、14日間利用可能で2ユーロというプランが存在します。これめちゃくちゃお得じゃないですか?私はフランスに行っていたため、このプランは利用できなかったのですが、0.015 ユーロ/MBの従量課金制のデータプランを利用しました。

このプランで1GBを使用すると15ユーロかかることになるのですが、1GBパッケージプランではないので、使用したデータ量分だけチャージから引かれていきます。この従量課金制のプランを申し込む手続きは必要ですが、1ユーロの手数料で365日間このプランを継続利用することができます。365日を過ぎた場合でも、再度1ユーロを支払えばこのプランを継続することができます。つまり、利用期間を気にする必要もほぼなく、かつデータ量も無駄に捨てることもありません。

今後私はこのairBalticCardをメインSIMとして利用し、検証としてその他のプリペイドSIMを利用していこうと考えています。

③日本のAmazonで購入でき、渡航前にアクティベーション作業ができる

海外のプリペイドSIMには、現地でしかアクティベーションできないものもあります。airBalticCardは日本のAmazonで購入でき、かつ日本で事前にSIMカードをアクティベーションすることができます。アクティベーションはSIMを入れたら自動的に通信会社からSMSが送られてきて、すぐに使用できるタイプではありません。インターネット経由でアカウント登録が必要なため、日本でアクティベーション作業を終わらせてから渡航することをお勧めします。

インターネットでの登録が必要ですが、SIM購入時に手順書が示されたWEBサイトへのアクセス方法が記載されているため、その通りに進めば特に難しいことはありません。私は出発前にあまり時間がなかったので、乗り継ぎの余った時間で作業を完了させました。

④イギリスの電話番号を持つことができる

airBalticCardを購入した時に付与される電話番号は+372から始まるエストニアの電話番号になります。日本時にはあまり必要ないかもしれませんが、追加で料金を支払うことにより、+44で始まるイギリスの電話番号も追加できます。仕事や観光などで長期にイギリスに滞在する方には良いサービスだと思います。

商品開封

商品購入時に配送方法を普通郵便と配達記録郵便を選択することができましたが、1,000円以下の商品で出発まで余裕があったので今回は普通郵便を選択しました。到着後、封筒を開けてみると透明のビニールにSIMカードのみ封入されていました。

透明のビニールにはariBalticCardのHPと日本語ガイドのURLが記載されています。日本語ガイドにアクセスするには、ID:SIMカードの電話番号(+372で始まる番号)と、PW:pacificsimの入力が必要です。アクセスするとPDF形式になっているので、Adobe Readerなどで保存しておくことで、インターネット通信ができない環境でも設定方法を確認することができます。初回の設定は何かと手間取ることがあると思いますので、できれば紙にプリントアウトしておくといいでしょう。

ビニール袋からの開封すると、プラスチックのSIMカード台紙が入っています。付与される電話番号もこの台紙に記載されています。PINコードもありますが、アクティベーションなどで使うことは特にありませんでした。

 

アクティベーション手順

私が今まで購入してきた海外用プリペイドカードSIMは、ただ単純にSIMカードを入れ替えるだけでデータ通信できるものが多かったですが、このairBalticCardはHPによるアクティベーションが必要になります。手順通り行えば特に難しくはありませんので、注意点も踏まえて説明したいと思います。

①SIMカードを入れる

まずは物理的にSIMカードを入れます。この作業の前にモバイルデータ通信をOFFにしておくことをおすすめします。というのも、SIMカードを入れて電源投入後に日本または海外のキャリアに接続されて、自動的にデータ通信が始まってしまう可能性があるからです。

私が購入したairBalticCardはチャージなしタイプのものでしたが、15ユーロが購入時にチャージされているタイプもあるようですので、そのタイプの場合はデータ通信によりチャージ分から料金を引かれてしまう可能性があります。それを防ぐためにも、念のためモバイルデータ通信はOFFにし、Wifi環境で作業を行いましょう。

それなら機内モードでもいいのでは?と思う方もいるかと思いますが、HPでのアクティベーション登録が必要なことと、SMSでアクティベーションコードが送られてくるため、WiFi環境と電話機能はONにしておく必要があります。

②airBalticCardのHPでアカウント登録

SIMカードをスマートフォンに入れ電源を入れたら、airBalticCardのアカウント登録サイトへアクセスしましょう。名前、会社(必要なかったと思います)、電話番号、メールアドレスを入力して登録します。

登録したメールアドレスには登録確認メールが、電話番号にはアクティベーションの確認コードが送られてきます。

SMSで送られてきた5桁の確認コードをメモして、メールで送られてきたURLにアクセスしましょう。そこでSMSのコードを入力すれば登録完了です。

登録が無事に終わると、登録完了のメールが送られてきて、そこにairBalticCardのログインIDとPWが記載されています。

この段階ではアカウントにチャージされていないので、電話もデータ通信もできません。次はチャージの方法を確認していきましょう。

チャージ方法

まずは先ほど登録したID/PWを入力してairBalticCardの個人アカウントにログインしましょう。いくつかメニューがありますが、PaymentsのカテゴリーのCredit Cardsを開きます。

ここで支払い方法を3つから選べますが、クレジットカード決済の場合はVISA & Mastercardを選択しましょう。

次の画面でクレジットカード情報を入力していきます。一番下のCVV/CVCというのは、クレジットカードの裏面に記載されている3桁のセキュリティーコードのことです。

最後にRegister cardを押せばクレジットカードの登録完了。

次にアカウント画面のRecharge balanceからアカウントにチャージをしましょう。

先ほど登録したVISA & Mastercardを選択すると、チャージ先の電話番号と金額入力画面になります。チャージは最低10ユーロからで、20ユーロ、30ユーロなどから選ぶことができます。

手動入力で自分が必要な金額だけチャージすることはできないようです。最後にRecharge balanceをクリックするとアカウント画面にチャージ金額が表示されます。

ただし、私の場合はチャージ後すぐにこの金額が表示されず、本当に正しくチャージされたのか心配になりました。5分後くらいに画面更新したら無事に反映されていたので、すぐに反映されない場合には少し待ってみてください。また、正しくチャージされたかどうかはアカウント画面のHistory of chargesから確認できます。

ここまで来れば、使用開始までもう一歩!最後に使用するプランを選択しましょう。この段階ではまだデータ通信をONにしてはいけませんよ!

プランの選択と申込み

①プランの選択

airBalticCardでは自分にあったプランを選択して、お得にデータ通信を楽しむことができます。それぞれのプランについては、アカウント画面のService > Internet Planet packageでアクセスするか、ariBalticCardインターネットプランで確認してください(内容は同じです)。説明が全て英語であることと、それぞれのブランで利用可能国が違う点が注意すべきポイントです。

今回私が選択したのはNo.48のプラン。

プランのアクティベーション料金が1ユーロ発生しますが、365日間このプランが有効になります。データ通信は0.015 ユーロ/MBの従量課金制で使用した分だけチャージ料金から引かれていきます。つまり、トータルで1GBをデータ通信を行うと15ユーロの料金が掛かるのですが、段階的に料金が引かれていくので、データ量を余らせることがありません。ちなみにNo.11というプランは、1GBを15ユーロで30日間利用可能なプランですが、こちらは一度に15ユーロ支払ってしまうため、30日後にデータ量が余っていたとしてもそれ以降は使用できません。

No.11とNo.48は若干利用可能国に差がありますが、ヨーロッパのほとんどの国ではNo.48が利用可能国となっているため、ヨーロッパ旅行ではこのプランをおすすめします。No.48の利用可能国は以下の通りです。

Australia, Austria, Belgium, Bulgaria, China, Croatia, Cyprus, Czech.Rep., Denmark, Estonia, Faroe Islands, Finland, France, Germany, Gibraltar, Greece, Guadeloupe, Hungary, Iceland, Ireland, Israel, Italy, Latvia, Liechtenstein, Lithuania, Luxembourg, Malta, Netherlands, Norway, Palestine, Poland, Portugal, Romania, Russia, Singapore,Slovakia, Slovenia, South Korea, Spain, Sweden, Switzerland,  United Kingdom, USA.

この他にも、北欧とバルト三国で利用できるプランは特にお得になっています。No.53のプランは1GB 30日間 2ユーロという破格の安さ!Denmark, Estonia, Finland, Latvia, Lithuania, Norway, Swedenが利用可能国になっているので、ここへ行かれる方はairBalticCardが最強なのではないでしょうか?

②プランの申込み

私が実際に使用したのはNo.48のプランでしたので、その際の申込み方法について説明します。プランの申込みはアカウント画面からではなく、スマートフォンの電話機能を使用します。電話のダイヤル画面を開いて「*146*941*プランNo.#」と入力した後に通話ボタンを押します。No.48のプランを申し込む場合は、「*146*941*48#」と入力して通話ボタンです。

無事申込みが完了すると、SMSでアクティベート完了のメッセージが送られてきます。

日本では電話機能でこのような操作はあまり行いませんが、海外SIMではプランの申込みや残高確認のために使用することがあります。電話が繋がって、英語のオペレータが話し始めることはありませんのでご安心ください。

iPhone設定

ここまでの作業が完了したらモバイルデータ通信とデータローミング設定をONにしましょう!パッケージからアクセスできる日本語ガイドでは、APN: send.ee、Username: なし、Password: なし、と設定を行ってくださいと記載がありましたが、私が使用したiPhone 7では特に設定することなくデータ通信が始まりました。ちなみに、日本でMVNOのSIMを使用している方で、構成プロファイルをインストールしている場合は、これをアンインストールしないとデータ通信ができない可能性が高いので忘れずに!また、日本に帰国後にも構成プロファイルをインストールすることもお忘れなく!

通信速度

私はフランスで使用しており、LINEなどのメッセージアプリ、Google Mapを使用していましたが、通信速度が遅いと感じることは一度もありませんでした。実際にスピードテストで測定してみると、ダウンロード: 68.7Mbps、アップロード: 29.6Mbps、Ping: 118ミリと申し分ない速度でした。

通信会社は場所によって変わることがありましたが、Bouyguesというキャリアの4Gで接続されることが多かったです。

まとめ

ヨーロッパだけでなく、全世界で使用できるairBalticCardは、複数回海外に行く方におすすめできるSIMカードです。今後もいろいろなSIMカードを試していこうと思いますが、メインはこのairBalticCardになるような気がします。このブログを読んで、実際に使用された方や質問がある方はコメントいただけると嬉しいです。長文にお付き合いいただきありがとうございます。

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6 件のコメント

  • はじめまして。内容とても参考になりました。質問させていただいて宜しいでしょうか?今月末からスペイン(滞在地マドリッド、トレド、グラナダ、バルセロナ)に約10日間行きます。以前のブログを拝見して、Threeを検討していたのですが、こちらも気になっています。メカにそこまで強い方でないのですが、簡単なのはやはりThreeの方でしょうか?平均して年に2回ほど海外に行きます(スペイン以外、来年までの予定としては、シンガポール、マレーシア、台湾、中国、ハワイ)。Threeとこちら、どちらがオススメと思われますか?ちなみに主人と私の2人ともSIMを購入したいと考えています。

    • >apoさん
      コメントありがとうございます。スペインへの10日間の旅行羨ましい限りです。

      ご質問への回答ですが、設定が簡単なことと、安さを重視すればThreeの方が良いかと思います。
      私はiPhone 7のSIMフリー機を使用しましたが、SIMカードを入れ替えるだけなので、不慣れな方でも大丈夫かと思います。

      Threeのデメリットはデータ専用のSIMなので、電話が掛けられないことです。また、データ容量を使い切ってしまうとチャージができるみたいですが、ネットの情報を見る限りでは少し難しそうな印象を受けました。

      一方、airBalticCardのメリットは電話番号を継続して持てることと、データ容量のチャージが簡単なことです。ヨーロッパ方面でのデータプランは安いものがありますが、アジア地域のデータプランは安くは感じません。

      アジア地域では、私のインドネシアのSIMについてのブログで紹介している「SIM2FLY」が安くておすすめです。

      ご主人とお二人での旅行でしたら、それぞれ違うSIMをお試しになるのはいかがでしょうか?

      • sanpo様 
        丁寧なご教示感謝いたします、今回は初海外SIMのためビギナーでもストレスなく接続できそうなこと、また今後数年間欧州方面への渡航予定がないこと、からThreeを検討したいと思います。
        そこで2点質問なのですが、
        1: Threeの購入者口コミで「使えなかった」などと書いている人がいますが、これはやはり当たり外れ的なものでしょうか?同じThreeを主人と私で(各1Gと3G)購入するか、私だけ現地で購入してみようか迷っています。
        2: Threeでは、例えばネットワークを経由した電話を(たとえばレストランの予約など)使うことってできるんでしょうか?
        疎くてすみません、ご教示いただけると幸いですm(__)m

        • Threeが使えなかったというコメントはAmazonでコメントがありますね。SIMそのものの初期不良の可能性もありますが、手動で設定する機種の場合、正しく設定できていないような気もします。また、キャリア契約からSIMロック解除した機種は、Threeのような海外SIMが使えないことがあるようです。

          ネットワークを経由した電話というのは、有料のSkype電話やIP電話アプリのことでしょうか?それでしたら可能です。ThreeのSIMは電話番号が付与されないので、スマホの通常の電話機能ではレストランなどの予約はできません。

          お役に立ちましたでしょうか?

  • sanpo様
    大変参考になりました。私はソフトバンクからのSIMフリー、旦那のものはAppleで購入のiphoneですので、どちらかは使えると考えられますね。
    電話の件も、有難うございます。設定がドキドキですが、sanpo様のページを参考に頑張ってみます!

    • 行ってみるまで少し不安があるかもしれませんが、旦那様と設定頑張ってみて下さい。素敵な旅行になるといいですね!

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